父のこと
昨年末から私の家の棚の上でずっと見守ってくれていた父が、ようやくお引っ越しを終えました
あたたかい浄めの雨がやさしく降るなかで、家族みんなで父を納めることができました
色々書きたいこと伝えたいことがあるけれど、書こうと思うと胸がいっぱいになってしまいます
人のことを悪く言うのを聞いたことがないくらい、本当に大きく深い心で、いつも周りの人を気にかけて、家族をそして母を無限に愛してくれました
庭いじりが大好きで、朝早くから庭に出て木の世話、庭石の配置替え、草むしりを楽しんでいました
春になるのを楽しみにしてしていたのに、春が来る前に旅立ってしまいました
父が大切にしていた庭のお手入れを受けついで、心のなかで父に聞きながらそうじをしたり、枝を切ったりしています
今はつつじが終わり、薔薇が咲き初め、紫陽花がつぼみをたくさん付けています
日に何度も悲しさと淋しさがこみあげます
外を歩いていても、ふいに空を見上げて父を呼んでしまいます
お父さん会いたいよ
今どこにいる?
どうしたら会える?
Ri-ki